2024年6月25日

教員と保護者間の連絡のデジタル化

2つの都道府県をピックアップして、見てみます。

教員と保護者間の連絡のデジタル化【お便りの配信】では、奈良県が45%であるのに対し、北海道は23%とやや差が出ています。【調査・アンケートの実施】については、一見進んでいるように見えますが、いずれも50%前後と、まだ検討の余地があることがうかがえます。

教員と保護者間の連絡のデジタル化【お便りの配信】について、奈良県と北海道の比較グラフ。
奈良県は45%。全国比+12%。
北海道は23%。全国比-10%です。
教員と保護者間の連絡のデジタル化【調査・アンケートの実施】について、奈良県と北海道の比較グラフ。
奈良県は53%。全国比+1%。
北海道は63%。全国比+11%です。

出典:デジタル庁「校務DXの取組に関するダッシュボード~2. 都道府県ごとの校務DXの取組状況~(2024年2月時点)」
(https://www.digital.go.jp/resources/govdashboard/school-affairs-dx#guidance1)

市区町村ごとの校務DXの取組状況

市区町村別のデータも確認できます。福岡県内では、市区町村の規模に関わらず、項目ごとの進捗状況に差があることが分かります。【教員と保護者間との連絡のデジタル化】では進みが遅くとも、【学校内の連絡のデジタル化】は順調に進んでいるなど、自治体や項目によって状況はさまざまです。

※半分以上がデジタル化の割合
出典:デジタル庁「校務DXの取組に関するダッシュボード~3.市区町村ごとの校務DXの取組状況~(2024年2月時点)」
(https://www.digital.go.jp/resources/govdashboard/school-affairs-dx#guidance1)

GIGAスクール構想下での校務DXでは、単にデジタルに置き換えるだけでなく、クラウドサービスやデータ連携の活用が求められています。
ご自身の自治体が校務DXをどれくらいの割合で進められているか、改めて現在地を把握してみると、安心してNEXT GIGAを進められるのではないでしょうか。


JMCは、ICT環境整備やICT利活用に悩む先生方に寄り添い、幅広いサービスで教育現場を支え続けてきました。NEXT GIGAに向けたご相談も幅広く承っておりますので、お気軽にご相談ください。