2022年6月1日

Q1:セキュリティ事故の発生比率

過去3年間に学校などで起きた個人情報漏えい事故の件数は、公開されているだけでも年間約200件に上ります。
「紛失」「誤配布」「❶」が全体の約80%を占めており、3年連続でTOP3となっています。
そのうち、「紛失」は2021年度にかけて減少傾向ですが、「❶」は約3倍に増加していることがわかりました。
 
Q1 「❶」に入る事故の種類はどれでしょう?
  A.誤公開 B.不正アクセス C.誤送信 
種類別事故発生比率TOP3

Q2:情報漏えい経路・媒体

漏えい経路・媒体別の事故発生比率をみても、「❷」が「USBメモリ」を超え、全体の約20%を占めています。
実際に2021年度は、「❷」を介して約13,000人の個人情報が流出しました。
 
Q2 「❷」に入る漏えい経路・媒体はどれでしょう?
  A.パソコン B.電子メール C.携帯電話 
漏えい経路・媒体別 事故発生比率TOP3

Q3:3年間で増加した漏えい経路・媒体

さらに、この3年間で急激に増えているのは、「❸」が漏えい経路・媒体となった事故です。
2019年度時点ではTOP5に入っていなかった「❸」が、2020年度以降、4番目に多い漏えい経路・媒体になっています。
 
Q2 「❸」に入る漏えい経路・媒体はどれでしょう?
  A.携帯電話 B.パソコン 
  C.インターネットサービス・アプリ
漏えい経路・媒体別 事故発生比率の変化

正解は…

Q1の答え

C.誤送信
物理的な紙や記録媒体から、データで情報をやり取りすることが多くなった近年は、「誤送信」による個人情報漏えい事故が増加しています。

Q2の答え

B.電子メール
「電子メール」に、児童・生徒、学生の個人情報が記載された本来公開すべきでないファイルを添付し、誤送信した事故などが発生しています。

Q3の答え

C.インターネットサービス・アプリ
「インターネットサービス・アプリ」を介した事故では、「設定ミス」が最も多く、次いで「誤掲示」、「誤送信」が多く発生しています。

こういったケアレスミスなどの意図しない行為による事故は、この3年間で全体の約50%に増加しています。
インターネットやクラウド、さまざまな学習アプリなどで情報を公開・共有するようになった今日、最新の事故事例や傾向を知り、セキュリティ意識を向上させることが重要です。
ぜひ、夏の情報セキュリティ研修では、手軽に取り組めるクイズを取り入れてみてはいかがでしょうか。

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