2022年5月1日

文部科学省は「新しい時代の学びを実現する学校施設の在り方について」最終報告を公表し、教育環境の向上の推進を提言しました。
学校施設整備のために、文部科学省は、令和4年度の予算を計上し、安定的・継続的な予算確保を行う方針です。
PC教室や余裕教室などを活用して、活発な学びができる新しい空間を整備した小学校の事例をご紹介します。
新しい時代の学校施設整備例

年度更新のタスクと役割分担の整理

神奈川県南足柄市立向田小学校:プログラミング・動画撮影
神奈川県南足柄市立向田小学校は、「新しいものに触れ、夢や希望を持てる部屋」をテーマとした新しい学びの空間を、旧音楽室や旧PC教室に整備しました。
STEAM教育に力を入れており、その取り組みとしてプログラミング学習動画撮影などを行っています。
●球体型プログラミングロボット
 内蔵されたモーターで、地上や水上も自由に走行する。

●タッチスクリーン機能付きプロジェクター
 パソコンと接続することなく、電子ペンで板書が可能。

●壁面ホワイトボード
 プロジェクターと組み合わせて画面の大型投影や、オンライン交流なども可能。

●動画撮影用グリーンカーテン、照明
 バーチャル背景や、照明器具の活用により動画撮影の幅を広げる

自由自在な学びができる学習空間

神奈川県南足柄市立向田小学校:タッチ対応プロジェクター・オンライン社会科見学
発表活動などをより効果的に行い、多様な学びができるようさまざまな機材を揃えました。
現在は、外部の色々な立場の人と交流を持ち、アイディアを取り入れながら創造的な活動を行っています。
●南足柄市教育委員会 遠藤指導主事のコメント
これからの社会を生き抜く児童・生徒がICT機器を身近な道具として自由自在に活用する上で、「あったらいいな」と思っていたものが詰まった未来の教室です。
●南足柄市立向田小学校 渡辺校長先生のコメント
大画面を活用したオンライン社会科見学や町探検、動画撮影セットを活用した映像編集、プログラミング教材を活用した学習など、「新たな部屋」での活動を通して、 子どもたちが夢や希望を持てるような教育をめざしています。

新しい時代の学びを実現し、子どもたちの可能性を引き出す学習空間が必要

文部科学省は、先端機器を導入し、効果的な協働学習活動やオンライン交流などが行えるような自由度の高い学習空間にすることが望ましいとしています。
紹介した事例は、 2021年から、新しい時代の学びを実現するための計画を始め、JMCと共同で整備、研究を進めています。

ほかにも、相模原市や座間市でも同様の取り組みを行っています。
ぜひ、以下のリンクからご覧ください。

まずは、PC教室や余裕教室などの在り方を見直して新しい学びの空間を検討してみてはいかがでしょうか。
4つの未来志向の視点

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