2024年4月24日、文部科学省は地方公共団体において学校のネットワークの整備・改善を担当する方々を対象に、学校のネットワークの改善に関するガイドブックと全ての小・中・高等学校を対象に、ネットワークの通信速度を実測した調査結果を公表しました。調査結果では、多数の児童・生徒が端末を同時利用する場合に、ネットワークを原因とする支障がほぼ生じないとされる当面の推奨帯域を満たす学校は2割程度にとどまり、ネットワーク環境の改善は急務になっていることが分かりました。NEXT GIGAに向けて、デジタル教科書やMEXCBT(メクビット)、メタバースの活用が注目されており、一層のネットワーク環境を整えていく必要があります。

校内ネットワークの不具合事象

2023年2月に行われたネットワークの不具合の調査結果では、同時利用の際にネットワークトラブルが発生することが多いと分かりました。

出典:文部科学省「【事務連絡】通信ネットワーク環境の評価(アセスメント)の実施について(依頼)(令和5年2月3日)」
(https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/mext_02142.html)

このような状況を解決するために、ネットワークアセスメントの実施が必要不可欠です。
現状のインフラの課題を洗い出し、最適な解決策を見つけることが必要です。

現在の実施状況と今後の動きについて
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