2024年2月27日
自治体に求められる取り組み
スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカーの配置充実
- ・常勤化に向けた調査・研究
- ・重点配置校数の拡充
- ・保護者への相談支援・アウトリーチ
- ・情報発信を強化
いじめ対策については、学校いじめ対策組織にスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、スクールロイヤー、スクールサポーター等の外部専門家を加えることにより、組織的な対応や安心して学べる学校づくりの推進が求められています。
そして、スクールロイヤーへの法務相談経費やスクールサポーターの配置については、普通交付税措置が講じられます。
一人1台端末等の活用
- ・子供のSOS相談窓口を集約して周知
- ・SNS等を活用した教育相談体制の整備
- ・教育支援センターの機能強化
▷オンラインによる広域支援
▷メタバースの活用 - ・アプリ等による「心の健康観察」の導入
▷児童・生徒のメンタルヘルスの悪化やSOSを早期に把握
一人1台端末を活用することにより、オンラインによる広域支援やアプリ・SNSによる支援など、支援の選択肢が広がることが期待されます。 「心の健康観察」の学校への導入は、令和5年6月に策定された「こどもの自殺対策緊急強化プラン」でも重要な施策として位置付けられており、令和6度予算の概算要求から前倒しで令和5年度の補正予算に10億円の新規予算が計上されています。
一方で、インターネット上のいじめにも留意が必要です。
令和4年度の調査では、インターネット上のいじめは約2万4千件と前年より約2千件増加しています。
ネットパトロールの強化・情報モラル教育の強化などの対応が、自治体や学校に求められています。
文部科学省はこれらの実効性を高める取り組みとして、以下の実施・推進を挙げています。
・一人一人の児童・生徒が不登校となった要因や、学びの状況等の調査・データ分析
▷ケースに応じた対応を可能にする
・学校における働き方改革を推進
JMCは、誰一人取り残されない学びの場の実現のため、「3Dメタバースを活用した不登校支援」 「学校ネットパトロール」等のサービスで支援してまいります。他にも、校務DXをはじめとする働き方改革や、データ分析等、どんなことでもお気軽にご相談ください。
不登校・いじめの状況と文部科学省における対応について
令和4年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果及びこれを踏まえた緊急対策等について(通知)
内閣官房 孤独・孤立対策に関する有識者会議(第4回) 文部科学省説明資料
【文部科学省】児童生徒の自殺予防に係る取組について(通知)
【別添1】一人一台端末を用いたアプリ等の健康観察・相談窓口システム一覧
いじめ防止対策協議会(令和5年度)
を参考に作成