2023年6月、「第4期教育振興基本計画」が公表されました。
今回の計画では、労働環境の改善による「教師のウェルビーイングの向上」が取り上げられています。
労働環境の改善方法の一つとして「校務のDX化」が挙げられます。
特に、「場所を選ばずに」校務を処理できる環境を整備し、教職員の負担軽減を推進しています。
現状の課題
テレワークを推進したいけれど…

課題を解決するカギ「クラウド化」
校務DXの推進に欠かせないクラウド化
2023年3月8日に文部科学省が公表した「GIGAスクール構想の下での校務DXについて」には、
「校務支援システムのクラウド化と、教職員用端末を1台化することによって、場所を選ばずに校務系・学習系システムに接続できるようになる。
これによって、教職員それぞれが柔軟かつセキュアな働き方が実現できる。」とあります。
クラウド化で実現できること
● 教室、自宅、出張先などからでも、校務支援システムにアクセス可能

● 子育てや介護など、ライフスタイルに合った働き方が可能

● 書類や資料の作成は、どこからでも、リアルタイムで共同編集が可能

● 申請などは、隙間時間を使って、修正やコメント、決裁が可能

セキュアで安心な環境
セキュリティが高い校内からデータを持ち出すのは、情報漏えいの大きなリスクがあります。
セキュアなクラウド化を実現すれば、職員室と同じセキュリティレベルで、自宅や出張先からなどでも、校内のデータにアクセスできます。
教師が「いつでも、どこでも、どの端末からでも」「安全に」校務を処理するためには、クラウド化の新たなセキュリティ対策「ゼロトラスト」がカギです。

教師の働きやすさと、学びの質の向上を両立するために
文部科学省は、校務系・学習系のネットワークを統合した相互接続を推奨しています。
1台の端末で、校務系、学習系のシステムにアクセスできるようになることで、
教師の働き方改革はもちろん、学校経営・学習指導の高度化を図れます。

参考:文部科学省「次期教育振興基本計画について(答申)」
(https://www.mext.go.jp/content/20230308-mxt_soseisk02-000028073_1.pdf)
文部科学省「GIGAスクール構想の下での校務DXについて
~教職員の働きやすさと教育活動の一層の高度化を目指して~」
(https://www.mext.go.jp/content/20230308-mxt_jogai01-000027984_001.pdf)
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