サレジオ学院中学校高等学校 (神奈川県)

課題
  • 授業でICTを有効活用したい
  • 教職員の負担を軽減したい
導入製品・サービス
    • Chromebook 安心サポート
自治体規模
9校以下
プロフィール

サレジオ学院中学校高等学校
神奈川県横浜市都筑区南山田3-43-1

印刷用資料
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取材日
2020年3月

サレジオ学院中学校高等学校では、一人1台の学習者用コンピューターの整備をすべく、2018年に Windows®、iPad、Chromebook の3種類を比較検討し、2019年4月に1学年を対象に一人1台 Chromebook を導入しました。導入効果や運用面での課題と工夫について、情報教諭の江刺宏恭先生と理科教諭の高木俊輔先生にお話を伺いました。

将来を見越したPCスキルの向上や、より深い学習に充てる時間の確保が可能に

サレジオ学院中学校高等学校   情報教諭 江刺宏恭先生
▲ サレジオ学院中学校高等学校
 情報教諭 江刺宏恭先生

江刺先生「Chromebook を使ってみて一番良かったのは、動きが軽くて起動が早いことです。情報科担当として感じたことは、パソコンを使う頻度が高くなったことで生徒のPCスキルが向上したことです。他の授業でも、生徒が世の中に出てから困らないように、鉛筆と消しゴムのようにPCが活用できることを見越して使用しています」。

高木先生「ICTを使うと時間や場所の節約ができるので、その節約できた分をグループワークや個別の指導などに充て、学習を深めることができています」。


日々の授業運営や成績管理を効率的に実施

G Suite for Education を使ったアンケートと小テスト
▲ Google Workspace for Education を使ったアンケートと小テスト

高木先生「テストやアンケート、連絡などに Google Workspace for Education のアプリケーションである Google Classroom や Google フォームなどを組み合わせて使用しています。アプリケーションがビジネス向けではなく、きちんと教育向けに作られているので、授業でもとても使いやすいです」。
 江刺先生「Google フォームを使ったテストでは文章や画像で問題を提示し、選択や文字入力で解答させています。結果はCSVでダウンロードして、他の成績データと合わせて集計もできるので、短時間で正確な集計が可能になりました。また、Google Classroom などで各生徒とやり取りができるため、さまざまな意味で授業の中身が濃くなったと感じました」。


端末を効果的に活用していくため、状況に合わせた研修を何度も実施

サレジオ学院中学校高等学校では、端末を導入しただけで使われないということにならないように、端末運用と活用についてのサポートを重要視しています。

サレジオ学院中学校高等学校   理科教諭 高木俊輔先生
▲ サレジオ学院中学校高等学校
  理科教諭 高木俊輔先生

高木先生「初期不良が思ったより多くて困りましたが、JMCにサポートに入っていただいて解決していきました。授業を止めないように、予備機は必要ですね」。


 江刺先生「問題があったとき、教員が自分たちで試行錯誤しながら解決するのは大きな負担です。フィルタリングの設定などにより、授業が止まってしまいかねません。こういった日々の運用サポートをJMCに頼ることで、教員の負担が減り、授業に集中して取り組むことができています」。

高木先生「導入前に教員向けの使い方の研修だけでなく、生徒向けの使い方や情報モラル研修を実施していただきました。導入後も教員向けの研修は月1回のペースで継続して依頼し、その研修内容も、学校のその時の状況に合わせて対応してくださいました。こちらの要望を柔軟に取り入れていただいたため、教員の抵抗感を減らすことができたと思います。継続した研修によって Chromebook を使用できる教員も増えましたし、授業での活用方法もより明確になりました」。


事前の環境準備や保護者への説明が、スムーズな導入・運用につながる

最後に、一人1台の学習者用コンピューターや Chromebook の導入を検討されている学校や自治体に対して、アドバイスを頂きました。

江刺先生「費用対効果や授業に対して何パーセント使っているかを示せるようにしておくと良いと思います。本校では積極的に使い込んでいるので、生徒や保護者の満足度を高めることができています。Chromebook に慣れてしまえば、教員の手を煩わせることが本当に少ないですね」。

高木先生「保護者に対して、事前にどのように使う予定か説明したほうが良いと思います。最近は Chromebook を使っている学校が増えてきて、実践事例も多くなったので運用しやすいと思います。今後は、Chromebook を活用することで時間の節約をし、共同作業などの対話的な学習をするための時間に充てていくことを目指していきます」。

※Chromebook は、Google LLC の商標です。
※記事内の役職、取り組み内容等は、取材当時のものです。