相模原市教育委員会 (神奈川県)

課題
  • 校務でICTを有効活用したい
  • セキュリティを強化したい
  • 教職員の負担を軽減したい
導入製品・サービス
    • and.T学校Webライター
自治体規模
100校以上
プロフィール

相模原市教育委員会 相模原市中央区中央3-12-10

印刷用資料
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取材日
2024年2月

2023年8月、相模原市は全ての小・中学校等にJMCの「and.T学校Webライター」を導入。and.T学校Webライター導入の背景や効果、活用方法への期待など、教育センターの島田指導主事にお話を伺いました。

ホームページの管理や手間が軽減し、セキュリティやWebアクセシビリティも向上

▲相模原市教育センター 学習情報班 島田 真人 指導主事

これまでのホームページの更新状況について、島田氏が語ってくださいました。「以前は、学校ホームページの更新方法が複雑で、使い方が分かる先生しか更新ができず、特定の先生に負担が偏っていました。

また、職員室にある校務用PCでしか作業できないため放課後に持ち越しになってしまう、校外学習の写真などをタイムリーに公開できないという悩 みもありました。そういった悩みの他に、通信が暗号化されていない、HTTPに留まっていたり、バ リ ア フ リ ー機能も実装されておらず、Webアクセシビリティの担保という点でも課題がありました」

「ホームページの管理や手間の軽減、セキュリティレベルの向上、Webアクセシビリティの確保など、それまでの課題がしっかり解決できるという点を、and.T学校Webライターに期待しています」

特定の先生の負担が減り、働き方改革の一助に

システムの導入も至ってスムーズだったという島田氏。「新しいものを導入する時、少なからず先生に負担がかかるものですが…。JMCが各学校のニーズにできるだけ応え、ある程度ホームページができている状態で納品してくれたので、移行が非常にスムーズでした」

 「導入から約半年が経過し、学校内でもさまざまな変化が起きています。『どの先生でも、簡単に、どこからでも』これが今後のホームページ運用の鍵だと思いますが、and.T学校Webライターで叶えることができました。先生が授業で使う Chromebook™ で作業できるので、教室でブログの更新などができるようになり、『便利になった』という声が届いています。

また、今までは修学旅行など校外学習の際は、写真を現地から学校にいる先生に送りアップしていましたが、そのような手間もなくなり、タイムリーに現地で簡単に公開できるようになりました」

▲相模原市教育センター ホームページ

写真掲載数も増えて、子供たちの学ぶ姿がより生き生きと

▲相模原市立相原小学校の学校ホームページ
 学年交流会で児童同士が紹介し合う様子
▲相模原市立中野中学校の学校ホームページ
 ICT 活用が進んだ授業に、視察が相次ぐ

and.T学校Webライターを導入以降、日々の子供たちの生活や研究授業の様子を積極的に学校ホームページに掲載する学校も出てきています。新しい学校のホームページを見て、児童・生徒のよりリアルな姿を感じたと話す島田氏。

「以前のホームページでは、写真データの上限が決まっていて、枚数も制限されていました。今は添付できるファイル数も増えて、学校の様子をより分かりやすく伝えられるようになったと思います。市内各校の子供たちが学んだり、遊んだりしている様子が生き生きと伝わってきます」

「教育委員会としては、親身に学校に寄り添うサポート体制もありがたかったです。導入後、学校から当センターへの問い合わせは、ほぼなかったですね。スムーズに使えるということが、今後の活発な運用につながっていくと確信しています」

子供たちによる発信と、各学校の「らしさ」に期待

 島田氏は、今後の学校ホームページの活用について、こう話してくださいました。「子供たちは Google のさまざまなアプリケーションを日常的に使っています。

Google サイト™ を子供たちの委員会やクラブ活動のポータルサイトに使う場面も増えています。これからは子供自身が委員会やクラブの活動報告を保護者や地域の皆さんに積極的に発信する場所として、学校ホームページを活用することを期待しています」「学校ホームページを統一したことで、どの学校も、ある程度同じデザイン構成なので情報が見やすくなりました。基本形ができているので、あとは工夫次第。次の段階として、各学校の個性が出てくることを期待したいですね。学校ホームページこそ、学校の“らしさ”が出るものですから」

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