三鷹市教育委員会 (東京都)

課題
  • 校務でICTを有効活用したい
  • セキュリティを強化したい
  • 教職員の負担を軽減したい
導入製品・サービス
    • and.T学校Webライター
自治体規模
10校~29校
プロフィール

三鷹市教育委員会
東京都三鷹市野崎一丁目1番1号

印刷用資料
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取材日
2024年12月

三鷹市では、同じ学区にある小学校と中学校をまとめて「学園」と呼び、地域とともに協働しながら、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育を進めています。
 2024年9月には、JMCの「and.T学校Webライター」を導入し、小・中学校共通の取り組みを発信する学園のホームページと、各小・中学校のホームページをリニューアルしました。
 導入の経緯や今後の活用方針など、教育センター所長(以下、所長)と導入を担当された方(以下、ご担当者さま)にお話を伺いました。

場所を選ばず、誰でも更新が可能なシステムへ

旧システムの導入から約10年が経過し、学校ホームページ作成システムの見直しを検討し始めた三鷹市。これまでの学校ホームページ作成システムの更新について、いくつか課題があったと語るのは所長です。「学校のパソコンでしか、ホームページの更新ができないことが一番の課題でした。特に先生方からは、修学旅行や自然教室などの様子をリアルタイムで掲載したいという声が上がっていました。また、ICTは得意・不得意があるので、特定の先生に更新などの負担がかかっていることも悩みの一つでした」。
 もう一つ、運用面でも解決したい、大きなテーマがあったと言います。「学校ホームページ作成システムとヘルプデスクの事業者が別々だったのです。学校からヘルプデスクへの難しい質問は、ヘルプデスクが学校ホームページ作成システムの事業者に確認してからの回答になるので、時間も手間もかかってしまって…。リニューアルに際しては、新システムの導入・運用とヘルプデスクをセットで提供できる事業者を募っていました」(所長)。

学校現場の課題に応じた、的確な提案と導入サポート

各社のシステムを調べ始めた頃、候補の一つとなったのがJMCのand.T学校Webライターでした。「近隣の市でも採用されているので親しみもありましたし、場所を選ばず、学習用タブレット端末で使えるという条件もクリアしていました。そして、どの先生でも簡単に使えて、閲覧者には見やすく、セキュリティ面でも信頼できるという『優しく、見やすく、より安全』というコンセプトが私たちに響きました」(所長)。
 ご担当者さまは、導入前にand.T学校Webライターのメリットをイメージできていたと語ります。「場所を問わずに更新できるのは、働き方改革としても大事なポイントです。それをどう実現するのか。プロポーザルでand.T学校Webライターの活用方法がよく理解できたので、導入後には、誰でも簡単に情報発信できる環境が整い、先生の負担を減らしながら学校の魅力をより発信できる未来を具体的に描けました。実際に導入した今も、そのメリットを実感しています」。
 「JMCの担当営業の方は、事前に三鷹市の小・中学校を1校ずつ回り、ホームページ運用の悩みを直接聞き取ってくれました。その内容が提案にしっかりと反映され、具体的で分かりやすいものになっていました。また、JMCなら導入から活用研修、ヘルプデスク対応までワンストップでサポート可能です。そういった点を総合的に判断し、導入を決めました。導入時のデータ移行もスムーズで、私たちの負担もほとんどありませんでした。導入後は、各学校を回って教職員向けの研修も実施していただき、今まで更新作業をしていなかった先生にも分かりやすく説明してくださったのも良かったです」(所長)。

子供たち自身による発信と各学校の個性に期待

新しいホームページの運用に、子供たちも参加してほしいと語る所長。「新システムでは更新作業に幅広い人が関われるよう、JMCに、必要分のIDを作成していただきました。担当の先生だけでなく、児童・生徒自身が委員会や部活動の報告などで、ホームページに関わってほしいですね。掲載内容などについては、先生たちがしっかりチェックしつつ、自分たちの言葉や写真が実際に載ることで、子供たちのやる気を引き出したり、自己肯定感を上げたりすることにつながっていくと思います」。

「新システムなら、発信項目を自由に作成できたり、学校として優先して表示したいエリアを上部に固定できたりなど、柔軟にアレンジできます。三鷹市のホームページとして一貫性を持たせながら、校長先生による発信なども含めて、各学校の個性を発揮してほしいですね」(ご担当者さま)。

学校ホームページの目標は、地域と学校をつなぐエンジン

学校・家庭・地域がともにつくる「コミュニティ・スクール」を掲げる三鷹市。今後、学校ホームページの位置付けは、どのように変化していくのでしょうか。「先生や保護者の方には、これまでも学校や地域の活動について、積極的に発言いただいています。今後もホームページを活用して地域を盛り上げるとともに、引き続き、学校・学園のホームページがコミュニティ・スクールのエンジンのように機能していくことを期待しています」(所長)。

これから学校ホームページの管理や活用などにお悩みの全国の教育委員会に向けて、メッセージをいただきました。
「先生方は、日々限られた時間の中で、ホームページの更新を行っています。and.T学校Webライターは使い勝手の良さに加えて、サポート体制がしっかりしています。これから教育現場が変化していくなかでも、このシステムの効果を十分に実感できると思います」(所長)。

「新システム導入の際は、事業者との会話が大事だなと痛感しています。私たちが内容をきちっと把握していないと、いざ稼働した時に『これはできないの!?』と慌てることになります。私はICTの導入が初めての経験で、初歩的な質問も多々あったと思うのですが、JMCは一つ一つの質問に丁寧に答えてくれました。これから新しいホームページ作成ツールを導入されるなら、事業者とのコミュニケーションを大切に取り組めば、スムーズな導入につながると思います」(ご担当者さま)。