川崎市総合教育センター (神奈川県)
- 課題
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- 授業でICTを有効活用したい
- 導入製品・サービス
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- Chromebook 安心サポート
- タブレット端末活用支援
- 自治体規模
- 100校以上
- プロフィール
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川崎市総合教育センター
神奈川県川崎市高津区溝口6-9-3
- 印刷用資料
- ダウンロード(PDF:379KB)
- 取材日
- 2021年9月取材
川崎市は、文部科学省が打ち出した「GIGAスクール構想」を踏まえ、独自の「かわさきGIGAスクール構想」を策定。これに基づき高速大容量の通信ネットワークを整備し、一人1台端末の活用を本格的にスタートしています。各学校での取り組みや導入の効果について、同構想をサポートする川崎市総合教育センターの栃木室長、添野担当課長、関口担当課長にお話を伺いました。
予算確保の調整を早い段階でスタート
栃木氏は、GIGAスクール構想が掲げられたとき「いよいよすごいことが始まったという驚きと、教育現場における変化への期待を感じた」と語ります。
「まず、ICT化に欠かせない予算をどのように確保するかという問題をクリアするために、予算を管理する関連部署への働きかけを早急にスタートさせました。結果的に市が『やるしかない』と決断したのは、コロナ禍によって教育現場のICT化が急がれたことが後押しになったと思います」。
任せた決め手は、悩みにとことん向き合う対応力
3種類のOSから、最終的に Chrome OS™ を採用したのは、JMCによる詳しい説明がきっかけになったと栃木氏は語ります。
「何を採用すべきか迷っていたとき、なじみの薄い Chrome OS と他のOSの違いや、市立学校で使われていなかった Chromebook の利便性を、JMCさんがいち早く丁寧に説明してくださいました。不安なことはJMCさんに質問でき、悩みがすべてクリアになるまでとことん対応してくださったことがとても心強かったです。JMCさんは神奈川県内での端末の導入や運用、活用サポート実績も豊富で、安心して任せられると思いました」。
GIGAスクールリーダーの配置で活用を促進
川崎市内の公立小・中学校では、 Chromebook をどのように活用しているのでしょう。
「小学校では、学習活動の確認、調べ学習、課題など、すべての教科で Chromebook を活用しています。中学校でも学習全般に活用しており、生徒会活動や演劇部のセリフ合わせなどにも使っている学校があります。オンラインによる生徒会活動では密にならずに生徒総会ができ、ペーパーレス化も実現。効果的な活用方法に、私たちもとても勉強になりました」(添野氏)。
川崎市総合教育センターから各学校に対しても、積極的に活用への働きかけを行っているそうです。
「教員向けのハンドブックを配布したり、JMCさんの研修を受けたGIGAスクールリーダーを各学校に配置したりして、活用を促進しています。不安やトラブルが生じた際に、すぐに対応できる体制も整えました。端末の水ぬれなど、予期せぬトラブルは多々ありますが、その都度JMCさんが迅速に対応してくださるので本当に助かっています」(関口氏)。
教育現場をよく知るパートナーとタッグを組んで運用や活用を推進
GIGAスクール構想によって整備された環境を、より生かすためのヒントや外部パートナーの選択について、栃木氏はこうメッセージを送ります。
「本市が順調に端末の導入と活用を進められているのは、『かわさきGIGAスクール構想』によって、段階的なステップとゴールを明確にしたからだと思います。活用方法については各学校に任せており、取り組み内容はとりまとめて情報共有しています。導入やサポートを委託するパートナー選びに関しては、教育現場をよく知り、いかにきめ細かい対応をしてくれるかがポイントになると思います。JMCさんには、各学校の進捗状況に合わせた研修を行っていただき、端末の管理も安心して任せられます。本市は市内の学校に約11万台の端末を導入しているため、相応のアカウント管理が必要で、専門性と柔軟な対応力が求められます。互いに信頼関係を築き、タッグを組みながら本市の『こうしたい』という要望に応えてくれるパートナーの存在は大きいですね」。
Chromebook、Chrome OS は、Google LLC の商標です。